女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと
メインストーリーは母と子の話。『毎日かあさん。』で有名な西原理恵子さんの一冊です。
現実味があって、波乱万丈もあって、それでいてあったかい。お母さん目線の女性が読んでも、子ども目線の女の子が読んでも、共感できる。
多くの女性は恋愛したいし幸せになりたいと思う。でも自分の人生100%誰かに委ねて生きていくって訳ではないよね。
最初はストーリー性があって、最後の第6章で女の子が生きていくときに、覚えていてほしい5つのことが書かれてます。
グッとくる一言一言がちりばめられてるそんな女の子向けの本!
自由ってね、有料なんですよ。
好きなことで生きていきたいなら、それでどうお金が稼げるのか。具体的に考えた時に、ふわふわとした夢が現実味を帯びてくる。と。
本当にそう。自由も責任も有料で、自分の守りたいものを守るなら、家族も子どもも必ずお金は必要になる。
「自分で働いて、お金を稼ぐことは、自由を勝ち取っていくこと」
女性として、何かに依存してる幸せではなくて、自分に自信をつけた状態で手に入れた幸せこそ得たいものですね。
性格悪い方が幸せになれるよ。
この人と居れば大丈夫。それも幸せ。だけど自分以外の人がどうなるかなんて、誰もわからないんだよね。
まずは自分が幸せになる事が一番。自分の幸せを人任せにしない。自分のことは後回し、人に幸せを譲るって、自分を犠牲にしてたら元も子もないよね。
「自分をちゃんと大切にできるって、女の子にとってすごく大事なこと。」
周りの人も、そういう姿見たらもっと自分の幸せも考えていいんだよって思うんじゃないかな。
だからこそ、自分も大事な人も幸せにしていくぞ。
女の一途は幸せのジャマ。
「コンコルド効果」費やした時間と費用の元をとろうとしてひっこみがつかない状況を指す、と書かれています。
思い入れの強い恋愛とか、そこまで似合わないけど思い切って買った捨てられない洋服とか、夢とか。諦めきれない思いの反面、ほかの生き方ができなくなってる。
だから「夢はいっぱい持っておくといい。」ってアドバイス。別に真ん中にいなくても、その夢のまわりに楽しいことはたくさんある。
確かに、もし料理人になりたかったとしても、メニューのプロデュースとかレストラン経営とか出店のコンサルティングとか、色々道はあるよね。
人を通じてやりたい事が広がっていくのって、ワクワクするし見えない世界が見えてきて楽しかったりする。
やりたい事に対して、横入り上等!!
こんな女性になろう!と思わせてくれる一冊かなと。
幸せは自分から取りに行って勝ち取っていくぞ!!!